【ゴーヤ栽培】枯れかけた実生苗が奇跡の復活!暴風被害から10日間のリカバリー救出劇

🌱 野菜づくり

ゴーヤ 実生(みしょう)苗

ゴールデンウィークが過ぎ、初夏の爽やかな風が吹き始める頃。私は待ちに待ったゴーヤの苗を購入してきました。

今回選んだのは「実生(みしょう)苗」。これまで私は、お恥ずかしながら「じっせい苗」と読んでいたのですが、「みしょう」と読むのだそうです。野菜作りを始めると、毎日が新しい学びの連続で本当に飽きません。

店頭には病気に強い「接ぎ木(つぎき)苗」も並んでいましたが、実生苗はそれに比べてとても安価。「よし、今回はこの実生苗からじっくり育ててみよう!」と決意しました。とはいえ、安いからといって失敗はしたくありません。そこで、お店の方にアドバイスをいただきながら、次のポイントを意識して元気な苗を2つ選んでもらいました。

  • 茎が太く、がっしりと安定しているもの
  • 葉の裏などに虫がついていないもの
  • ポットの底から白い根がしっかり見えているもの

準備した28リットルのプランター2つに、水はけを良くするための赤玉土を敷き、その上に「花と野菜の培養土」をたっぷり20リットル投入。定植場所にはラティスとネットも装備し、準備万端でゴーヤの栽培スタートです!

1.植え付け直後の悲劇……風速11m/sの暴風が苗を襲う

ところが、植え付けた次の日にまさかの悲劇が起こります。そう、以前の記事でご紹介した「ジャガイモが暴風にいじめられたあの日」、同じ場所に設置していたゴーヤもまた、大自然の猛烈な洗礼を受けていたのです。

ビュービューと吹き荒れる風の中、激しく揺れるゴーヤの苗をハラハラしながら見守っていましたが、午後になっても風は一向に止みません。「これはいよいよ、本当にまずいかもしれない!」と慌てて風の当たらない場所へ避難させました。

しかし、時すでに遅し。避難させた時点であれほど瑞々しかった本葉はストレスと摩擦で黒く変色し、まるで細胞が死んでしまったかのような痛々しい姿に……。見る影もなくなってしまったゴーヤを見て、可哀想なことをしたと激しく後悔しました。

2.あきらめない!復活をかけた「黒い本葉の剪定」と寒さ対策

「でも、まだ子葉(ふたば)と茎はきれいな緑色をしている。きっと再生できるはず!」

そう信じて、まずは黒く枯れてしまった本葉を思い切ってハサミで切り落としました。そして、体力を回復させるための肥料を少し与え、ここからの急な冷え込みを防ぐために保温対策を行うことにしました。

手元にあったリング支柱を横向きにしてプランターに固定し、空気の通り道となる空洞(ドーム状の骨組み)を作ります。その上から、防寒用の不織布で全体をふんわりと覆いました。

「これで本当に寒さ対策になるのかな……?」と少々疑問もあり、本当はマルチやホットキャップ(苗用の保温カバー)が良いと教えてもらったのですが、すぐに用意できません。そこで、まずは身近にあるペットボトルを加工して被せ、さらに不織布をかけるという応急処置で数日様子を見ることにしました。


3.100均グッズが大活躍!ダイソーの「クリア植木鉢」で温室大作戦

翌日、気温が低い日が続いたため、「ペットボトルよりもっと全体を優しく包める良いものはないか」とダイソーを散策してみました。そこで見つけたのが、素晴らしいアイデアグッズです。

  • 購入品:クリア植木鉢(円形・6号・18cm)/220円(税込)

透明なので光をしっかり通しつつ、風や寒さを防ぐ簡易温室にぴったり!底には水抜き穴が開いていますが、苗の添え木にしていた割り箸を突き出させたかったため、中央にインパクトドライバーで小さな穴をあけ、苗にすっぽりと被せました。

翌朝様子を見てみると、透明な植木鉢の内部にかなりの水滴がついていました。保温効果は抜群のようですが、添え木の割り箸にうっすらとカビのようなものが……!「これは加湿(蒸れ)すぎだ!」と慌てて割り箸と麻ひもを取り外し、換気を行うことに。

今度は苗だけを透明な植木鉢で覆い、不織布は完全に密閉せず、空気の通り道をしっかり確保して様子を見守りました。

4.努力が実った瞬間!小さな「脇芽」の大復活

対策を変えてから数日後。ドキドキしながら透明な植木鉢を覗き込むと、信じられない光景が目に飛び込んできました。

「あ!子葉の付け根から、小さな小さな緑色の脇芽が出ている……!」

嬉しさのあまり、思わず畑の真ん中で飛び上がってしまいました。一度は本葉をすべて失い、丸裸になってしまったゴーヤの苗が、自らの生命力で新しい芽を吹いてくれたのです。

こちらは少しわかりにくいですが、小さいのが生えてきています。

このまま被せた状態で栽培を続けたいところですが、日中に気温が上がると再び内部が蒸れてしまう危険があります。そこで、植木鉢のセッティングをさらに改良。片側の下に小さな石や木の枝を挟み込み、あえて隙間を作ることで、「適度な保温」と「抜群の通気性」を両立させることに成功しました。

こちらは下に木の枝を敷き込み風の通りを良くしました。

ネットの優しさに感謝。あきらめなくて本当に良かった!

実は今回のトラブル、どうしていいか分からず途方に暮れ、地域情報サイト「ジモティー」の助け合いコーナーで相談をしていました。

見ず知らずの私に、親切な先輩栽培家の方々からアドバイスが届きました。「その状態からの復活は難しいかもしれない」という現実的なご意見もありましたが、その中で「まだ可能性があるから、こうしてみては?」と具体策を一緒に考えてくださる方がいたのです。その温かいアドバイスをもとに試行錯誤した結果が、この「本葉が枯れてからわずか10日での奇跡の復活」でした。アドバイス、本当にありがとうございました!

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