ジャガイモ、ゴーヤ、トマト、バジル、シソ、スナップエンドウ、ネギ……。伐根した跡地の菜園スペースで、これまで様々なお野菜たちを育ててきましたが、今回いよいよ、ずっと挑戦してみたかった「サツマイモ」の栽培に乗り出すことにしました!
サツマイモといえば秋の収穫が今から待ち遠しい人気野菜ですが、育てるのは今回が完全に初めて。一体どんなドラマが待っているのか、備忘録を兼ねて記録していきたいと思います。
1.木板を活用した手作り畝(うね)と、バラ売り苗の調達
まずはサツマイモづくりの基本となる「畝(うね)づくり」からスタートです。 身近な「スマホ先生」ことネットの情報を頼りに植え方の基本をリサーチ。おおよその工程を頭に入れた後、土に堆肥などを入れてしっかりと耕しました。
畝の形を整えるため、自宅にあった長い木の板で土の表面をならし、幅50cm、高さ30cmほどの立派な畝が完成!その上から、100円ショップで購入した黒い穴あきマルチ(遮光や保温のためのビニールシート)を被せて地面にしっかり固定し、準備は万全です。
サツマイモは株同士の間隔を30cmほど空ける必要があるため、計算すると今回の畝には7本の苗が植えられることが分かりました。
いつも利用している苗屋さんでは10本単位でしか販売されていなかったため、今回は1本単位で購入できるホームセンターへ。4種類ほどある中で保存が長くできるという「さつまいも苗(金時)」を、1本42円(税込)で必要分の7本無事に調達してきました。
2.初めましての衝撃!マルチの穴から苗を植える難しさ
手に入れたサツマイモの苗をじっくり見るのは、実は人生で初めてのことでした。 「えっ……これって、いったいどうやって植えるの?」
ポットに入った一般的な野菜苗とは違い、根がついていない細長い「挿し穂(つる)」の状態を見て、私の頭の中は謎だらけに。スマホ先生で予習はしていたものの、少し不安になったのでホームセンターの店員さんにその場で再度レクチャーしていただきました。
アドバイスを胸に、帰宅後さっそく植え付け作業を開始。しかし、ここで大きな壁にぶつかります。
「黒いマルチの小さな穴から、あの長い苗を寝かせるように植えるのって、難しくないですか……?」
画面の前の菜園先輩たちに「皆さん、あれどうやって植えているんですか?」と思わず問いかけたくなってしまうほど、マルチが邪魔をして上手く土を掘れず、悪戦苦闘。結局、「これで合っているのかな……?」と首を傾げながらも、植え終わった後の最終形態のイメージだけを頼りになんとか植え付け、お水をたっぷり撒いて一日様子を見ることにしました。
3. 翌日の大ピンチ!「うなだれる苗」を救った植え直し作戦
次の日、ドキドキしながら様子を見てみると、そこには衝撃の光景が広がっていました。 苗が黒いマルチにペタリと張り付くように、全体がぐったりとうなだれ、見るからに可哀想な姿になっていたのです。
「そりゃそうよね、あの不慣れな植え方では苗もしんどかったはず。それに、お水も足りていなかったのかも……」
サツマイモは生命力が強いと聞きますが、簡単に根付くわけではないのだと猛省しました。そこで、一度思い切ってマルチを外し、マーキングした場所に今度はしっかりと深く植え直すことに。株元にたっぷりと水まきをした後、天気予報でこれからの気温の上昇があまり見込めそうになかったため、寒さから守るためにもう一度マルチを被せ直して、祈るような気持ちで様子を見守りました。
すると翌日、うなだれていた茎がわずかに上を向いて立ち上がり、復活の兆しを見せてくれたのです!一部の葉っぱは変色してしまったものの、全体の「生きたい」というエネルギーが昨日とは明らかに違います。「葉っぱも一生懸命生きているんだな……」と、その生命力の強さに深く感動しました。

4. 諦めなくて良かった!一週間後に待っていた嬉しい新芽
少し元気を取り戻したものの、ここから無事に育ってくれるかは、当時の私にとってはまさに「実験」のような状態でした。「下手でもいい、すべては次につながる経験。もし一週間様子を見て難しそうなら、新しい苗に交換しよう」と半分は覚悟を決めていたのです。
しかし、根が土に定着するまで毎日欠かさずお水をやり、寒さ対策を意識しながら観察を続けたところ、嬉しい奇跡が起こります。
植え直しからちょうど一週間後、株元から鮮やかで瑞々しい「新しい葉っぱ」がひょっこりと顔を出してくれたのです! さらにその3日後には、写真のように見違えるほど葉が大きく成長し、青々と茂ってくれました。頑張ってくれたサツマイモの底力に、本当に感謝と嬉しさで胸がいっぱいです。

きれいな葉っぱです😄

頑張ってくれています✨

おわりに:露地栽培ならではの「水やり」の奥深さ
金時芋は一般的に水はけの良い土壌を好むとされていますが、我が家の菜園は砂地でありながら、少し水はけが悪い傾向があり、今も少し心配をしています。
プランター栽培とは異なる「露地栽培」だからこそ、雨の量や土の湿り気具合を考えて「お水をどの程度やっていいのか」という塩梅(あんばい)には毎回本当に頭を悩まされます。あげすぎても根腐れしてしまうし、足りなくても枯れてしまう……。野菜作りにおいて、水やりは本当に奥が深いですね。
また、マルチを敷いていると、せっかくお水を撒いてもビニールに弾かれてしまうのが悩みのタネです。「このビニールに剣山(けんざん)などで小さな穴をぽつぽつあけていけば、雨や水やりのお水がまんべんなく土に行き渡るのでは……?」なんて、自分なりに色々と工夫を妄想する時間もまた楽しかったりします。
これからも毎日の観察を大切に、天気予報とも上手に相談しながら、サツマイモたちにとって心地よい環境を作っていきたいと思います。秋に美味しいお芋と出会えますように!



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