すくすくと順調に成長していた我が家のジャガイモたち。毎日少しずつ大きくなる姿を見るのが何よりの楽しみだったのですが、先日、家庭菜園の厳しさを痛感する大きなピンチに直面してしまいました。
なんと、突然の激しい暴風にあおられてしまい、あんなに青々と茂っていた葉っぱが黒く変色してしまったのです……。
「せっかくここまで育ってくれたのに、どうしよう。このまま枯れてしまったら……」と一時は目の前が真っ暗になりました。しかし、よく観察してみると茎自体はまだシャキッと力強く、無事な様子。「このまま放置でも育つのだろうか?」と不安に駆られながらも、急いで対策とお手入れを行いました。
今回は、強風によって大打撃を受けたジャガイモのリカバリー奮闘記と、初心者がぶつかりがちな「防風対策」や「水やりのタイミング」の悩みについて、エッセイ風にお届けします。同じように自然の洗礼を受けて悩んでいる方のヒントになれば幸いです。
1. まさかの風速11m/s!遮るもののない菜園を襲った突風
わが家の菜園スペースは、以前あった庭木を伐根(ばっこん)した跡地を利用しています。そのため、玄関の目の前という一等地ではあるのですが、遮るものが何もないため、強い西風がダイレクトに吹き抜ける場所でもあります。
地形的に風が通りやすいことは最初から分かっていたのですが、「まあ、なんとかなるだろう」とのんびり構えてしまい、事前の暴風対策を全くしていませんでした。そんな中、お天気アプリで『風速11m/s』と表示されるほどの突風が地域を襲ったのです。
ジャガイモは種芋を植え付けてから、無事に芽が出て葉が茂り、蕾をつけて花が咲いたという、まさに成長の全盛期。そんな大切な時期に、私の不注意で可哀想なことをしてしまいました。激しい風に一晩中揺さぶられた結果、翌日には葉のあちこちが痛々しく黒色や茶色に変色してしまっていたのです。

2.ホームセンターへダッシュ!効果を実感した「二段階」の防風対策
「このまま手をこまねいているわけにはいかない!」と、翌朝一番でホームセンターへ走り、防風ネットを購入してきました。
まずはジャガイモのすぐ近くに支柱を立ててネットを張る「一段階目の対策」を施しました。しかし、吹き荒れる西風の威力は凄まじく、ピンポイントの対策だけでは風を完全に遮るのが難しいことが判明します。
そこで、さらなる強固な壁を作るべく「二段階目の対策」へ乗り出しました。敷地の境界にある塀に、防風ネットをあらかじめ装着したラティス(木製の格子フェンス)をしっかりと設置したのです。
これで風の通り道を物理的にブロックする形を作りました。完璧に風をゼロにできるわけではありませんが、「ないよりは絶対にマシ!」と思えるくらいには、風の勢いを和らげることに成功。ひとまずは、お隣の敷地に建物が建って風よけになってくれる日を心待ちにしつつ、この二重の防風ネット作戦で辛抱強く乗り切ろうと思います。
3.植物の生命力に感動!悩める「水やり」のタイミングと土寄せ
暴風の被害からしばらく時間が経つと、自然の生命力に驚かされることになりました。あんなに黒く変色して心配していた葉っぱたちも、新しく伸びてきた青葉に隠れて目立たなくなり、株全体が少しずつ元気を取り戻してきたのです。
持ち直してきたジャガイモを見て、次に悩んだのが「いま、何をお手入れすべきか」ということでした。元気を出すために追肥をした方がいいのか、それとも株を安定させるために土寄せをすべきなのか……。悩んだ末に、今回は傷んだ株元を保護するために「土寄せ」をして、お水を与えて様子を見ることに決めました。
「お水を与えるなんて、野菜作りの当たり前じゃない?」と思われるかもしれません。しかし、実はこの「水やり」こそが、私にとって最大の悩みポイントなのです。
わが家の菜園の土は砂が混じっており、一見すると水はけが良さそうなのですが、土の深い部分は若干水が溜まりやすい(水はけが少し悪い)ような気がしています。過湿(水のやりすぎ)を嫌うジャガイモにとって、水やりのタイミングはいまだにつかみきれていないのが本音です。
そこで今回は、「基本は自然の雨にお任せし、雨が降らずに高温が続いて、土の表面が完全に乾いたときだけ水を撒く」というマイルールを決めました。手出しをしすぎず、植物のたくましさを信じて見守ることにしたのです。

おわりに:簡単ではないからこそ面白い!自然と共に歩む家庭菜園
今振り返ると、「お店で売っているような立派なジャガイモが、植えておくだけで簡単にわんさか収穫できるだろう」と、最初は本当にお気楽に考えていました。
実際に自分で土に触れ、自然と向き合ってみて初めて、お野菜ひとつ育てるのにも先人たちの並々ならぬ苦労と工夫が詰まっているのだと身をもって勉強になりました。そんなに簡単だったら、誰も苦労しませんよね。
それでも、木を伐根した後のスペースを活用して、玄関の目の前でお野菜を作るスペースができたこと自体、とてもラッキーで有り難いことです。今回の暴風トラブルという失敗も、すべては次に活かせる大切な経験値。この貴重な機会を無駄にすることなく、これからも失敗を恐れずに、色々な野菜作りにどんどんチャレンジしていきたいと思います!



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