5月に苗を植え付けてから、気づけば124日が経過していました。今回は、我が家の菜園でずっと見守ってきたサツマイモ(金時芋)の「試し掘り」と、その後の収穫の様子を、これまでの成長の軌跡とともに振り返りたいと思います。
あの小さかった苗が土の中でどう育ったのか、忘備録を兼ねてお届けします。
1.「ぐで~」から「しゃき~ん」へ!サツマイモ成長の4つの季節
我が家のサツマイモ栽培は、まさにドラマの連続でした。収穫までの道のりを4つの時期に分けて振り返ってみます。
① 頑張り期(植え始め)
1本42円で購入した金時芋の苗を植えたのは5月13日のこと。一度はぐったりと萎れてしまったものの、丁寧に植え直した苗は一生懸命に立ち上がろうとしていました。 サツマイモの苗は、お水を含んでいる時とそうでない時のフォルムの差が凄まじく、言葉にするなら「ぐで~」から「しゃき~ん」という劇的な変化。分かりやすく水を欲する姿と、それを吸って自立する生命力の強さに、最初から深い感動をもらいました。

② 安堵期 無事に根が付いた(活着)
なんとか無事に根付き(活着)てくれたものの、初期のダメージのせいか、開いた葉にはポツポツと小さな穴が。ここからどう育つのか、当時はまだ不安が勝っていました。

③ 葉っぱわさわさ期(蔓返し)
そんな心配をよそに、苗は「泣けるほど」元気に急成長を遂げます。今度は逆に葉が茂りすぎてんこ盛り状態になったため、状況に応じて「蔓(つる)返し」を行いました。
また、伸びすぎた茎葉を一部「摘心(てきしん)」を兼ねて収穫し、美味しくいただくという嬉しいおまけも。この頃、つるばかりが伸びて芋が育たない「つるぼけ」を警戒し、肥料を少し控えるコントロールを行いました。

④ 収穫期(試し掘り)
そして迎えたのが、植え付けから124日目の秋です。
2.ドキドキの試し掘り!大雨の心配と、お庭での小さな大格闘
当初は7本の苗でしたが、1本は途中で枯れてしまい、最終的に6本の苗で頑張ってくれました。当初は数株だけ試し掘りをする予定でしたが、今後の秋の天候を考えて、思い切ってすべて掘り起こすことに決定!
実は9月に入ってから雨模様の日が多く、時には激しい雷を伴う大雨が降ることもありました。マルチの中で土が過湿になり、お芋が蒸れて腐ってしまっていないか、周囲の土の匂いも少し気になっていたため、夫と一緒に意を決してクワを握りました。
とはいえ、芋掘りの経験がほぼ無い私。サツマイモの土掘りには「たくさんの虫たち」がつきものだと予習していたため、恐る恐る土をかき分けていきます。
案の定、土の中からコガネムシの幼虫が次々と姿を現します。私がそのたびに目を細めて「うわぁ……!」とのけぞっていると、見かねた夫から「虫がそんなに苦手なら、野菜作りなんてできないぞ〜」と苦笑いされてしまいました。夫は慣れた手つきで幼虫を捕まえ、側溝の方へポイっと移動させてくれます。時には狙いが外れて庭の木の枝にパチンと当たったりもしていましたが、心の中で「どうかもう対面しませんように……」と祈りながら作業を続けました。
ふと思い出したのは、以前YouTubeで見かけたベテランの高齢女性の芋掘り動画です。彼女は「ほらほら、出た出た♪」と笑顔で言いながら、素手でリズミカルに対処していました。サツマイモ作りを極めるには、優しさだけでなく、あの動じない「強さ」も必要なのだと深く実感させられた出来事です。
3.収穫結果と、秋を楽しむ「芋づるリース」づくり
宝探しのように土を掘り進め、ついに掘り起こした金時芋がこちらです!
苗を植えた最初の頃のあの弱々しい姿を思えば、「本当によくここまで実をつけて頑張ったね!」と大いに褒めてあげたい気持ちでいっぱいです。ただ、正直なところを言えば、お店で売っているような「大収穫!」と呼ぶには少し控えめなボリューム。ちょっぴり悔しい気持ちもありますが、これが今の我が家の等身大の結果です。

芋づるを無駄なく活用!
サツマイモの素晴らしいところは、お芋だけでなく「つる(蔓)」も余すことなく使える点です。今回は、綺麗な葉っぱはお浸しに、シャキシャキした茎はきんぴらにして美味しくいただきました。
そして、残った長いつるを使って、秋の夜長に「手作りリース」に挑戦してみました! くるくると丸めて、合計4つの可愛いリースが完成。今はまだ瑞々しい緑色ですが、これから乾燥して水分が抜けると、味わい深い茶色に変わっていくはずです。「クリスマスまでに良い風合いになってくれるかしら?」と、これからの変化がとても楽しみです。


ローズマリーをつけてクリスマスの飾りを作りました。

家にあったお花紙と折り紙を使ってお正月飾りを作りました。
おわりに:豊かな趣味として紡いでいく、これからの菜園ライフ
6つの苗から、数は控えめながらもちゃんと形になったサツマイモたち。あのしょぼくれていた苗が、大自然の中で立派に実を結んだという事実だけで、率直に「植物の生命力って本当にすごいな」と感動しています。土、水、太陽、そして適切な肥料。成長にはどれも欠かせない要素です。そして、それぞれの植物に適した育て方を研究し、知恵を繋いできてくれた先人たちの力にも、改めて感謝の念が湧いてきます。
現代は、そんな大切な栽培の知恵をインターネットなどを通して惜しみなく教えてもらえる時代。本当に有り難いことだと感じます。自分で植えて、日々観察し、時にはハプニングに一喜一憂しながら収穫の感動を味わう。この一連の農業体験は、私のこれからの人生をとても心豊かにしてくれる、最高の趣味になりそうです。次回の栽培では、今回の反省を活かしてさらに立派なお芋を目指します!



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