「夫の大好きなゴーヤを、自分の手で収穫して食卓に並べてみたい!」
そんな純粋なときめきと勢いだけでスタートした我が家のゴーヤ栽培。実は途中で強風の洗礼を受け、一度は本葉が全滅して枯れかけるという最大のピンチを経験しました。
一時はどうなることかと思いましたが、手探りのお手入れを続けた結果、予想を遥かに超える感動のフィナーレを迎えることができたのです。今回は、絶望の苗から大成功の収穫に至るまでの軌跡を、愛おしい我が家のゴーヤたちの成長記録とともに振り返ります。
絶望からの再出発。100均グッズを駆使した「手探りの温度管理」
まだまだ小さかった頃のゴーヤ。温室というぬくぬくした環境から、急に我が家の遮るもののない露地へとやってきて強風にさらされたのですから、今思えば「そりゃあ、だめにもなるよね……」と自分の荒っぽさを少し反省しました。
しかし、気を取り直して「根っこさえ生きていればきっと大丈夫!」と信じ、再育苗のための温度管理をスタートさせました。
風よけのために、急遽ペットボトルを被せてみたのは今では懐かしい苦肉の策の思い出です。その後、「これでは少し窮屈かな?」と思い立ち、ダイソーさんへ走って透明な植木鉢を購入。完全に密閉して蒸れてしまわないよう、足元に小さな石を挟んで隙間を作り、風通しを良くする工夫を凝らしました。
その後、さらに成長を促そうとビニールで覆うなどの試行錯誤を重ねる中で、残念ながら先に育っていた一株が枯れてしまうという悲しい別れもありました。「温度が上がりすぎて乾燥しちゃったのかな……」と落ち込みましたが、もう一方の成長がゆっくりだった苗が見事に順応してくれたのです。
小さなポットから瑞々しい本葉が数枚飛び出し、ネットに可愛いツルを一生懸命に巻き付けながらぐんぐん伸びていく姿を見たときは、本当に嬉しくて胸が熱くなりました。

強風にさらされた後のゴーヤ。本葉が枯れてしまい双葉のみに。

風よけにペットボトルを利用。

よく見ると、小さな葉っぱ誕生✨

屋外の温度管理は難しいですね…。次回は温度計を買おう。

生き残った苗です!綺麗な本葉が数枚出てきました。すごくうれしい!!

ネットを準備し蔓を誘引しました。かわいいね~✨いいよ、いい感じ!!
まるで夏休みの自由研究!「ふたつの苗」の比較実験とミツバチへの感謝
無事に育ってくれたゴーヤ。支柱を外壁に立てかけネットを設置し蔓をネットにそっと絡ませてあげました。向かって右側が、あのピンチを乗り越えて奇跡の復活を遂げた愛着のある苗。そして左側は追加購入した苗です。
せっかく2つの株が並んだので、私はちょっとした実験をしてみることにしました。
- 左側の苗: 枝分かれを促すために、こまめに「摘心(てきしん)」をして育てる
- 右側の苗: 摘心をあまりせず、ゴーヤ自身の力に任せて自由に育てる
「一体どちらに、どんな風に実がつくんだろう?それとも、どちらも実がつかないのかな?」 毎朝、畑を覗き込む時間は、まるで子供の頃の夏休みの自由研究のようでワクワクが止まりませんでした。
やがて、初夏の訪れとともに可愛い黄色い花が咲き始めました。嬉しくなって自分でも人工授粉に挑戦してみたのですが、不慣れなため効果があったのかは今ひとつ分からず……(笑)。結局、受粉のほとんどは我が家のお庭にやってくる可愛いミツバチさんたちにお任せすることに。やっぱり、自然のプロにお任せするのが一番確実ですね。

右側が再挑戦した苗。成長は少し遅めだけど頑張って大きくなっています。左側は後から追加購入した苗。

ついにその時が!感動の初収穫と「隠れて育つ」ゴーヤたち
ハチさんたちの応援のおかげで、ついに我が家のゴーヤに待望の実がつきました!それも、驚くほど立派な実が2つも同時にお目見えしたのです。
ツルが複雑に絡み合っていたため、どちらの苗から生まれたのか正確には分かりませんでしたが、感覚としては、あの苦難を乗り越えて復活してくれた右側の苗が頑張ってくれたような気がして、愛おしさが倍増しました。
よく見ると、葉っぱの裏側でまるで「腹筋運動」をしているかのようにキュッと曲がって、隠れるように成長しているお茶目なゴーヤも発見。毎日のお散歩と観察が本当に楽しくて仕方がありませんでした。
そしていよいよ、待ちに待った収穫のとき。 「もっと大きく育てたい!」と欲張ってギリギリまで見守っていましたが、少しずつ色が変わり始めてきたので、ベストタイミングで最初の4本を収穫しました。
ハサミでチョキンと切り、手のひらに乗せたときのずっしりとした重み。「本当にゴーヤができたんだ……!」と、言葉にできないほどの感動と、とにかく大きな嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

いつの間にか大きくなっていたゴーヤ。立派✨

腹筋中のゴーヤ

隠れて成長中


あの小さな苗からこんな実が付くとは…。ほんとに不思議

立派に成長しています!✨

おわりに:大成功のゴーヤが教えてくれた、育てる喜びと感謝の循环
これまでの我が家の野菜作りの中で、最もハラハラして、最もたくさん失敗しかけた、だけど最終的には「大成功」と言える最高の収穫となったゴーヤ。
9月に入り、秋雨前線の影響で曇り空が増え、時には激しい雷雨や突風に見舞われる日もありますが、今でも健気に小さな実をポツポツと実らせてくれています。新しい実を収穫するたびに、心の中で「頑張ってくれてありがとう」と感謝しながら、毎日の料理に腕を振るっています。
今回のゴーヤ作りで何より嬉しかったのは、夫の大好物であるゴーヤを、夏のあいだ毎日のように新鮮な採れたて状態で食卓に提供できたことです。猛暑が続いた今年の夏ですが、我が家の夏バテ対策・熱中症予防として、これ以上ないほどの素晴らしい働きをしてくれました。
苗、葉、ツル、花、実、そして次の命に繋がるタネ。ゴーヤの成長プロセスのすべてを自分の目で最初から最後まで見届けたのは、人生で初めての経験です。本当にたくさんのことを勉強させてもらいましたし、何より純粋に楽しかった!
今回、来年のための元気な「種」もしっかりと収穫しました。次は種から苗がどのように育っていくのか、新しいチャレンジが今から楽しみで仕方がありません。ゴーヤさん、たくさんの感動を本当にありがとう!



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