前回の記事で、種まきから支柱立てまでの様子をお届けした我が家の「つるなしスナップエンドウ」。早いもので、畑に地植えしてからあっという間に2ヶ月が経過しました。
季節はすっかり移り変わり、暦は12月中旬。今回は、初めて挑戦する秋冬の露地栽培だからこそぶつかった壁や、それを乗り越えるためにダイソーなどの100円ショップグッズ、そして身近な「ある自然素材」を活用した我が家流の冬越し対策のアイデアを、忘備録を兼ねてご紹介します。
「冬の寒さや霜から、どうやって大切な苗を守ればいいんだろう?」試行錯誤の連続ですが、できそうなことを実践してみたいと思います。
1.【防寒の試行錯誤】四方支柱から100均の「トンネル支柱」へ方向転換
当初、私は畝の四方にまっすぐな支柱を立て、その周りをぐるりと不織布で囲えば、ちょうどいい風よけドームになるのではないかと考えていました。
ところが、いざ実践してみると、風の強い日には不織布がバタついてしまい、思ったようにすっきりと綺麗に巻き付けることができません。 「うーん、これだと隙間から冷たい風が入り込んで、苗が寒がってしまうかも……」
そう感じた私は、思い切ってプランを変更!100円ショップへ足を運び、新しく「トンネル支柱」と専用の不織布を購入してきました。畝を優しくまたぐようにアーチ型のトンネルを組み、その上からふんわりと不織布をかける方法に切り替えたのです。
トンネルの裾をあえてほんの少しだけ開けておくことで、冷気は遮りつつも内部の風通し(換気)を確保する、絶妙な調整ができるようになりました。やっぱり、困ったときの100均グッズは家庭菜園の強い味方ですね。

難しいな…。

これも正解かどうかわからないな…。
【エコな霜よけアイデア】夏の名残(残渣)と川沿いのススキを活用
スナップエンドウは比較的寒さに強い野菜ですが、まだ若い株のときに直接冷たい霜にあたってしまうと、葉や茎が傷んで枯れる原因になってしまいます。特に我が家のエンドウたちは、12月中旬の段階で約30cmにまで伸びており、「ちょっと冬の前に大きくなりすぎちゃったかな……」と少し心配していました。
そこで、株元を温かく守るために、お金をかけないナチュラルな防寒対策を施すことにしました。
目をつけたのは、夏の間に庭の草むしりをして乾燥させておいた雑草たち。さらに、役目を終えてカラカラに乾かしておいたゴーヤの蔓(つる)や葉、トマトの葉などの「残渣(ざんさ)」です。これらをお布団のように、スナップエンドウの根元へふかふかに敷き詰めました。これでマルチの上からさらに保温性が高まり、冷たい霜から根っこを守ることができるはずです。
さらに、もうひとつ工夫したのが「蔓(つる)のガイド役」です。 エンドウのツルが横に広がらず、お日様に向かってまっすぐ縦に伸びられるように、近所の川沿いでたくさん茂っていた「ススキの茎」を何本かいただいてきて、支柱代わりに土に挿してあげました。
数日後、様子を見に行くと、賢いエンドウたちがススキの茎に細いツルをしっかりと巻き付けて、気持ちよさそうに自立してくれていたのです。「わあ、ちゃんと私のプレゼントを使ってくれてる!」と、その健気な姿に心がじんわり温かくなりました。自然の素材をこうして菜園に再利用できるのは、なんだか地球にも優しくて豊かな気持ちになりますね。

順調に成長しています。この段階で約30㎝でした。

ススキの茎にしっかりと絡まってくれて嬉しいな☺️✨
【おまけの栽培記】間引きした苗も、プランターの仲間たちもみんな一緒に冬越し中
実は、今回の地植えの段階で「間引き」をした際の小さな苗たち。本当なら処分してしまうところですが、どうしても可哀想で捨てられず、畑の別のスペースにそっと植え直しておいたのです。
こちらの「おまけの苗」たちも、地植えの主役たちに比べるとスローペースではありますが、自分のペースでゆっくりと、でも確実に成長を続けてくれています。
さらに、種がまだたくさん余っていたので、ベランダの手軽なプランターでも栽培をスタートさせていました。畑の苗よりは小ぶりですが、こちらも毎日の水やりとともにゆっくりと葉を広げています。それぞれの場所で、みんなが一生懸命に冬を越そうとしている姿を見ているだけで、愛おしさが止まりません。

間引きした苗も別の場所で栽培中。ゆっくりと成長しています☺️

種がたくさんあったのでプランターでも栽培しています。こちらもゆっくりと成長中です✨

気温の低いときには不織布をかけ、裾を少し開けて風通しを良くしてみました。
おわりに:何が正解か分からないからこそ、試していくしかない
秋冬の本格的な野菜栽培は、私にとって今回が初めての未知なる世界です。 「12月でこのサイズは大きすぎるのかな?」「この防寒対策で足りるかな?」と、冬越し対策の何が正解なのかは、正直今でも分かりません。
それでも、「どうしたらこの子たちが寒がらないだろう?」とあれこれ知恵を絞り、100均グッズを組み立てたり、乾燥させた草を敷き詰めたりして、自分なりのアイデアを実践すること自体が、たまらなく楽しい時間です。
冷たい冬の風が吹く季節ですが、不織布の温かいトンネルの中で守られているスナップエンドウたちの成長を、これからもゆっくりと、そして温かく見守っていきたいと思います。春が来て、白くて可愛いお花が咲き、たくさんの瑞々しいスナップエンドウが収穫できる日を夢見て。畑の冬支度を楽しみながら、一歩ずつ進んでいきます!



コメント