2025年の11月3日、畑にそっと植え付けた早生(わせ)玉ねぎの「ソニック」。あの細くて頼りなかったネギのような苗たちが、厳しい冬を乗り越えて、ついに感動の収穫時期を迎えました!
植え付け当時、お店で「50本入り」として売られていた苗の束をバラしてみたら、なんと嬉しいことに64本もおまけが入っていて、最初からワクワクが止まらなかったこの玉ねぎ栽培。 「あれから半年、最終的に何個の玉ねぎが収穫できたの?」という気になる結果とともに、厳しい寒波との戦いや、手塩にかけて育てた玉ねぎの美味しい実食の様子を、愛おしい備忘録としてレビューしていきます。
1.【強風の試行錯誤】「葉が倒れたら収穫期」って本当?初期の不安と自然の洗礼
苗を植え付けてから無事に根付く(活着する)までの間、ソニックの葉はどこか細くて弱々しく、「本当にここからあの丸い玉ねぎになるのかな……」と、最初はかなりハラハラしながら見守っていました。
今回もサツマイモ栽培の時と同じく、黒い穴あきマルチシートを使用したのですが、初期の育ちが少しのんびりだったのは、もしかしたら水分が足りなかったのかもしれません。それに気づいてから、お水を少し多めに与えるように意識したところ、苗が一気に元気を取り戻してくれました!日が経つにつれてしっかりと土に根を張り、葉もぐんぐん太くなって、ようやく一安心。
ところが、次に待ち受けていたのは冬の「強い風」でした。 せっかく頼もしく伸びてきた葉っぱたちが、突風に煽られてところどころペタペタと倒れてしまったのです。
「玉ねぎは葉が倒れたら収穫の合図」と本で読んで知ってはいたものの、今はまだ冬の手前。「いくら何でも早すぎるんじゃ……」と不安がよぎりましたが、相手は大自然です。「もう、これはゴーヤの時と同じ。自然の力に任せて見守ろう」と割り切り、横たわった葉にも優しく声をかけながら、そのままそっと見守ることにしました。

2.【冬の寒波対策】写真に残せないほどの必死さ。不織布二重で挑んだ豪雪の夜
そして迎えた本格的な冬。何度も強い寒波が押し寄せ、畑一面が真っ白な雪に覆われる日もありました。 大切なソニックの苗を冷害から守るため、私は不織布を二重にしてふんわりと被せる「ベタ掛け」を行い、みんなで一緒に越冬を目指しました。
当時の写真が残っていないのが本当に悔やまれるのですが、その時は寒さの中で苗を守るのにとにかく必死で、スマホを取り出して撮影する心の余裕すらありませんでした。
特にハラハラしたのは、被せた不織布の上にこんもりと雪が積もってしまった日です。「重みでデリケートな苗が潰れてしまわないかな……」と、毎日ひやひやしながら畑の様子を覗き込んでいました。冬の玉ねぎ栽培が、これほどまでに天候に気が気でなくなるものだとは、実際に自分で育ててみるまで想像もしていませんでした。
3.【追肥での復活】冬越しを終えて。小さい実を見つけた時のあの感動
やがて厳しい寒波が落ち着き、春の兆しが見え始めた頃。ドキドキしながら不織布をそっと外して、久しぶりに玉ねぎ畑の全面を確認しました。
心配を胸に覗き込むと、ソニックの苗たちは枯れることなく、力強く生きて冬を越してくれていました!ただ、強風で倒れていた苗たちは、起き上がることなくさらに横に寝たままの状態に……。
それでもめげずに、「ここからは春の成長期!」と信じてしっかりと追肥(肥料やり)を施しました。 すると数日後、なんと横に寝たままの苗の根元からも、ふっくらとした可愛い実がぷっくりと膨らみ始めていたのです。その姿を見つけた瞬間は、本当に嬉しくて胸がいっぱいになりました。
「あの細いネギのようだった苗が、自分の力でお芋のように丸くなっていく……」 自然の不思議さと家庭菜園ならではのワクワクを感じながら、収穫のXデーを待ちわびました。

まだ玉は小さいものの、ここからどれくらい大きく育つのか楽しみな時期です。
「本当にあの細い苗から実がつくんだ…」と、家庭菜園ならではの不思議さとワクワクを感じながら、しばらく様子を見ることにしました。

4.【ついに初収穫!】連休明けの青空の下、大小合わせて22個の第一弾
2026年5月6日、ゴールデンウィーク明けの気持ちよく晴れ渡った五月晴れの日、ついに早生玉ねぎ「ソニック」の第一弾の収穫を行いました!
土から引き抜いてみると、大小合わせて22個のピカピカした玉ねぎたちが顔を出してくれました。思わずマスクの下でニッコリ。どれもコロンとした愛らしい姿で、これまでの苦労がじんわりと報われるような、最高の達成感がこみ上げてきました。
早生玉ねぎはみずみずしくて美味しい反面、水分が多いため傷みやすいという特徴があります。そのため、お天気の良い日を選んで収穫し、まずは土の上で2日ほどお日様に当てて乾燥させました。その後、玉ねぎ同士が重なって蒸れてしまわないよう、間隔をあけて風通しの良い日陰に吊るして保管することに。
「自分自身の手で、あの玉ねぎを収穫できる日が来るなんて……」 頼もしかった苗の生命力に、ただただ感動してしまいました。

5.【至福の実食】とろけるお味噌汁と、地元の藻塩でいただく極上の素焼き
収穫したての新鮮なソニックを、さっそくサイズに合わせて様々な料理に変身させてみました。
小さめの玉ねぎは、贅沢に丸ごとお味噌汁へ。コトコト煮込むと、お箸ですっと切れるほどとろけるように柔らかくなり、お出汁全体が玉ねぎの優しい甘みで満たされます。これぞまさに、新玉ねぎ(早生玉ねぎ)だからこそ味わえる特別な贅沢です。
そして、中くらいの大きさのものは、厚めにスライスしてフライパンでシンプルに「素焼き」に。仕上げに、地元の美味しい「藻塩(もしお)」をほんの少しだけパラリと振って口に運びました。
「……! なにこれ、ものすごく甘い……!」
一口食べた瞬間、驚くほどの甘みとジューシーな旨味が口いっぱいに広がりました。素材そのものが持つ力強い甘さと、藻塩のまろやかな塩気が見事に引き立て合い、まさに我が家のお庭で採れた「地産地消」の究極の贅沢。これまでの冬越しの苦労が、一瞬で幸せな思い出へと変わった瞬間でした。

おわりに:合計50個の大成功!畑と先人の知恵への尽きない感謝
その後、第二弾の収穫では28個を収穫し、最終的には【合計50個】の立派な早生玉ねぎ「ソニック」を収穫することができました!
一番大きいものでも直径7cmほどの中玉サイズではありましたが、どれも驚くほど甘くて柔らかく、初めての玉ねぎ栽培としては大・大・大成功の結果となりました。植え付け時に64本の苗があったので、「もしかしたら64個全部採れるかな?」と頭をよぎったこともありましたが、やはりそこは自然相手。思い通りにいかない部分も含めて、今回の「50個収穫」という成果は、私にとって花マルの合格ラインです。
振り返ると、冬の寒さや雪との戦いは本当に大変で、何度も「もうダメかもしれない」と不安になりました。だからこそ、実がついてくれた時の喜びはひとしおです。
もともと、お部屋のお花を枯らしてしまうことが多かった私が、今ではハーブを育て、夏にはゴーヤやサツマイモ、小松菜、そして冬を越して玉ねぎまで作っているなんて、人生は本当に不思議なものです。 あんなに虫が苦手だったのに、今ではミミズやコガネムシの幼虫に出会っても、「うえっ」となりながらも、愛用の三角ホーを使って一人で立派に処理できるようになりました。
野菜が育つ過程で見せてくれる、花や茎、葉っぱの毎日のささやかな変化。それらを観察する楽しさを知り、作物の性質を理解して打つべき対策を立て、形にしていくプロの農家さんへの尊敬の念が、今まで以上に深くなりました。そして何より、こうして土をいじり、野菜を健やかに育てさせてくれる「畑」という場所があることに、心からの感謝を感じています。本当にありがたいことです。
さて、玉ねぎが終わった次作は、あの思い出深い「サツマイモ栽培」へのリベンジ計画が待っています!今回の玉ねぎ作りで学んだたくさんの知恵をしっかりと味方につけて、また新しい季節の畑仕事を、心ゆくまで楽しんでいきたいと思います。皆さんの春の収穫も、素敵な実りで溢れますように!



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