【創造は人生を育てる】私がこのテーマでブログを書く理由|28年間の経験が教えてくれたこと

📚 絵本・ZINE

『創造は人生を育てる』

私は、この言葉をブログのテーマにしました。

創造というと、「何もないところから新しいものを生み出すこと」を思い浮かべる人も多いかもしれません。でも、私にとっての創造は、もっと暮らしに根ざしたものです。

それは、新しい価値を見つけ、育て、直し、次へつないでいくこと。

そして、その積み重ねこそが、自分自身の人生を育てていくのだと思っています。

結婚後の人生は「片付け」と「仕分け」から始まった

結婚してすぐ妊娠し、その後二年おきに三人の子どもを授かりました。

第三子を妊娠している頃、夫は脱サラを決意し、子ども専門のリサイクルショップを立ち上げました。私は育児をしながら店を手伝い、やがて二店舗を経営するようになりました。

しかし、小さな子どもを育てながらの経営は簡単ではありません。

家の中には他人の荷物が運び込まれ、片付けても片付けても終わらない毎日。

振り返ってみると、私の結婚後の人生は、

「片付けと仕分けの人生」

だったように思います。

仕分けて、きれいにし、必要とする人へ届ける。そして新たな価値へと変えていく。その繰り返しでした。

突然の廃業と、大量の荷物

その後、夫は総合リサイクルへと事業を広げ、私は特別養護老人ホームで働くことを選びました。

順調に見えていた事業でしたが、突然の廃業を迎えます。

残ったのは大量の在庫と債務。

夫は体調を崩し、家でリハビリをしながらヤフオクやメルカリで在庫を少しずつ販売していきました。

私は介護職として働き、家計を支える。

気づけば、夫婦の役割は逆転していました。

そして、家の中だけでなく、倉庫として買った古民家にも大量の荷物が残されていました。

「このままではいけない。」

そう思った時、再び片付けが始まりました。

ヤフオク、メルカリ、ジモティー、フリーマーケット。

そして、手を加えれば新しい価値が生まれるものはアップサイクルへ。

どうしたら活かせるだろう。

どうしたら次につながるだろう。

そんなことを考え続けた28年間でした。

古民家から生まれた「ZINE」という発想

荷物が少しずつ減り始めた頃、家族で話し合いました。

「この古民家を、これからどうしよう?」

その時、娘が教えてくれたのが「ZINE(ジン)」という存在でした。

ZINEとは、自分で作った本や作品を自由に発表し、販売する小冊子文化のことです。

「そんな世界があるんだ。」

私はとても面白いと思いました。

私たちが借りている古民家は、観光客が多く訪れる地域にあります。

そこに、地元のクリエイターさんたちが作品を置き、ふらっと立ち寄った人が手に取れる場所があったらどうだろう。

ZINEカフェ。

ZINEショップ。

誰かの「好き」が集まり、誰かの「面白い」と出会う場所。

そんなニッチな空間があったら素敵だと思ったんです。

「ないなら作る」という選択

私は以前、この地域にフリーマーケットがなかったので、「ないなら自分で作ろう」と思い、イベントを主催していました。

だから今回も同じでした。

「ZINEのイベントがないなら、やってみたらいい。」

そう考えるのは、ごく自然な流れでした。

でも、人に伝えるなら、自分自身も作ってみなければ分からない。

そう思い、私自身がZINE制作を始めることにしたんです。

そして、まさかの絵本が生まれた

私は、子どもたちに絵本をたくさん読んであげられた母親ではありませんでした。

だから、自分が絵本を作るなんて思ってもいませんでした。

ところが、自分の中にあった思いや考えを書き散らしてみると、不思議とそれは「絵」と「言葉」になっていきました。

介護施設や病院で働く中で感じたこと。

子育ての中で考えたこと。

人の生と死に触れたこと。

それらが少しずつ形を持ち始め、絵本になったのです。

「あれ?私、書けるんだ。」

そう気づいた瞬間でした。

「想像」から「創造」へ

振り返ると、私はずっと「想像」をしてきました。

どうしたら片付くだろう。

どうしたら売れるだろう。

なぜ、こうなるのだろう。

では、どうすれば解決できるだろう。

問題解決のために、頭の中で何度もイメージを重ねてきました。

そして今、その想像は「創造」へと変わりました。

頭の中で思い描いていたものを、実際に形にしていく。

想像することから、創造することへ。

それは突然訪れたものではなく、28年間の人生の積み重ねの中で育ってきたものだったんです。

創造は人生を育てる

結婚し、子どもを産み育て、夫婦で商売をし、廃業を経験し、介護の仕事をし、人の荷物と向き合い続けてきました。

決して平坦な道ではありませんでした。

でも今、はっきりと思います。

あの経験は、ひとつも無駄ではなかった。

妊娠、出産、育児、片付け、仕分け、販売、介護、イベント主催、絵本づくり、すべてが今の私につながっています。

そして、その経験を形に変えていく作業そのものが、私の人生を育ててくれています。

だから私は、これからも思いついたことを形にしていきたい。

絵本かもしれない。

エッセイかもしれない。

漫画かもしれない。

ZINEかもしれない。

イベントかもしれない。

試行錯誤しながら、自分で考え、自分で責任を取り、自分の人生を自分で育てていく。

それが、これからの私の生き方なのだと思います。

このブログでは、そんな「創造の過程」を記録していきます。

もし今、「何かやってみたい」「自分らしい形を探したい」と思っている方がいたら、ぜひ一緒に試行錯誤していきましょう。

まだまだ始まったばかりです。

だからこそ面白い。

創造は、特別な才能ではなく、生きることそのもの。

人生は完成品ではありません。

今日も少しずつ、自分の手で育てていくものなのだと思っています。

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