はじめに
「今年は最大11連休!」と世間が大いに湧き上がった、2025年のゴールデンウィーク。皆様はどのように過ごされましたか? 我が家の一番の思い出は、なんといっても鳥取県倉吉市へのフリマ遠征です。昔ながらの熱気あふれる会場に身を投じた、あの熱い1日は忘れられません。
この記事では、鳥取県倉吉市で開催された フリーマーケットに出店した記録を振り返ります。 「何が売れるか」「値切り交渉の切り抜け方」など 実体験から学んだフリマ攻略法をお伝えします。
山陰最大級⁉ 倉吉市の巨大フリマ 「くらよし大市」とは?

私たちが今回お邪魔したのは、倉吉市にある「倉吉パークスクエア ふれあい広場」で開催されているくらよし大市という山陰最大級のフリーマーケットです。
- 開催日時: 毎月最終日曜日(9:00〜12:00の3時間)
- 場所: 倉吉パークスクエア ふれあい広場(広い公園や駐車場あり)
- 出店規模: 多い時は200人規模!
屋外の広大なスペースに、地元のシニア層をはじめ、とにかく多くの人たちが集う倉吉の一大フリマイベント。ただし、屋外なので天候が崩れそうな日は事前の注意が必要です。
ルールは「早い者勝ち」の超サバイバル!
こちらのフリマ、受付で1区画(1シート)500円をその場で支払うシステム。270cm×160cmの緑のシートを配られるのですが、地面に明確な区画の線が引かれているわけではありません。
受付が終わった瞬間に、みんなが一斉にバーッとシートを広げて場所を確保するスタイルなんです! 私たちは夫婦2人でガラガラとカートを押して参戦しましたが、これ、1人で出店する一般の方は場所取りだけでも一苦労だと思います。まさに「短期集中・早い者勝ち」のサバイバル戦です。
フリマのプロ直伝!スムーズな陳列とディスプレイのコツ
出店エリアが決まったら、12時の終了までノンストップの戦いが始まります。準備の段階からお客さんが紛れ込んできて、荷物を覗き込んだり値段交渉をしてくるため一息つく暇がありません。
そんなドタバタの中でスムーズに店を開くために、我が家では「事前のシミュレーション」を徹底しています。
- 自宅のリビングの床にシートサイズを測ってテープを貼り、ディスプレイの配置をイメトレ(イメージトレーニング)
- 値段は事前にすべて決めておき、一点一点に値札シールを貼っておく
当日は、持参した衣装ケースや段ボール箱を重ねて「高低差(高さ)」をつけ、お客さんの目線に留まりやすいように配置します。 一方で、ここの客層(シニア層)は「ごちゃっと積まれた山の中から宝探しのように掘り起こす」のが大好きな傾向もあります。服の詰め放題や、100円の立て看板を置いてランダムに並べるのも、実はこのフリマでは有効な戦略です。
【実録】フリマで本当によく売れるもの・売れないもの
元骨董販売の主人の在庫整理も兼ねて、私たちはこれまで6回ほどこのフリマに通い詰めてきました。その中で見えてきた、リアルな「売れ筋商品」と「動かない商品」を大公開します。
◎ 本当によく売れるもの
- 男性もの(メンズ服、ズボン、靴): フリマは婦人服に偏りがちなので男性ものは大人気!おばあ様が旦那様のために買っていかれるケースが多発します。
- 綺麗にクリーニングした「靴」: しっかり洗ってすぐ履ける状態のスニーカー等は、相場より少し高め(1足で1000円など)でも売れます。
- 時期もの・子供のおもちゃ: 戦隊ものやシルバニア、外遊び用のおもちゃなど、年齢と共に使わなくなる格安品や、その季節にすぐ使える実用品は強いです。
- 日常使いの陶器(お皿・コップ): 骨董品の中でも、普段使いできる小鉢、お皿、コップはシニア層の手が伸びやすいです。
× なかなか売れないもの
- ブランド物(高級品): 倉吉のフリマ層が求めているのは「今すぐ格安で使えるもの」。高く売れるブランド物は、フリマではなくメルカリやヤフオクなどのネット販売に出すのが無難です。
- 婦人服: 競合(ライバル)が多すぎて、よっぽど綺麗で100円や50円といった破格にしないと動きません。
- 汁椀(漆器): 骨董の中でも、今のライフスタイルに馴染みにくい漆器類はなかなか買ってくれません。
迷惑な値切りは断る!強烈なお客さんをあしらう接客術
倉吉のフリマは、買い手側が「ここは叩いて買う場所」と熟知しているため、値段交渉がかなりえげつないです(笑)。中には中国人の海外バイヤーなどもいて、強烈に値切ってきます。
ここで心を削られないための、私の防衛術がこちら。
① 最初から「値引きされる前提」の価格をつける
100円で売りたいものがあれば、最初から「300円」とつけておきます。交渉されたら「じゃあ100円でいいですよ」と売る。これだけで、買い手は「得をした!」と大満足し、こちらも気分を害しません。
② 価値があるものは毅然と断る
「もう長く残っているから処分したい」というものはバッサリ値引きして売りますが、まだ価値があるものは強烈な値引き交渉をされてもハッキリお断りします。海外バイヤーの方にも、日本語で毅然と「そのお値段では販売しません」もしくは「NO」と伝えてOKです。
③ 「情に訴えるお喋り」と「値段」は別物!
ある日、新品の帽子を値切ろうとしてきたおばあ様がいました。 「あんたどこから来たん?」という話から、私の住んでいる地域に親類が住んでいることが分かると、「親近感がわいたけん、ちょっと値段下げてよ」と笑顔の交渉がスタート。
この会話で値段交渉が成立していた時もあったのでしょう。ですが私は 「今お話しされた内容と、このお洋服の金額は『別のお話』です」と、笑顔で一言。
するとおばあ様も「じゃあこの値段で買いますわ」と笑いながら定価で買っていかれました。フリマの交渉は一種の心理戦。ブレないディフェンスが大切です。
ちょっと一息:フリマ会場の裏名物? ちなみにこの会場、たまにセーラームーンのコスプレをして、ロングブーツを履き、スーツケースを引いて歩いているおじさんが出没します。私の店舗では特に何も買われませんが、シュールな存在感がカオスなフリマに拍車をかけていて面白いです。
まとめ:フリマ出店の一番のご褒美はこれ!
準備、運転、当日のサバイバルな接客まで、フリマ出店はなかなかの重労働(ちなみに我が家は夫の腰が弱いため、運転も設営もほぼ私がこなします)
それでも何度も出店したくなるのは、荷物がスッキリ片付く達成感と、何より「売上で行くご褒美ランチ」があるからです!
「今日の売上なら、あの美味しいラーメン屋に行けるね」「今日はちょっといいカレーを食べよう!」と夫婦で算段しながら、帰りに美味しいご飯を食べる瞬間が最高の幸せ。
冷暖房のない屋外フリマは客足が落ちますが、「10月後半の、みんなが防寒着を意識し始める季節の変わり目」は再び絶好のチャンスになります。
あなたもぜひ、事前のシミュレーションをバッチリ整えて、昔ながらのフリマの熱気を楽しんでみませんか?



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