人気の枝豆品種「おつな姫」を無事に収穫しました!
2日に分けてそれぞれ3つずつ購入した6つの苗、最初に購入したのは少し茎が伸びた「徒長苗」3つ、次の日に購入したのは入荷したばかりの、茎が太くしっかり自立した「健康苗」3つ。この「徒長苗」と「健康苗」で成長にどのような違いが出るのか、比較しながら実験的に育てていました。
今回はその比較実験結果と、「来年用の種(自家採種)」の保存までの記録をご紹介します!
1. 【比較実験】元気な苗 vs 徒長苗!60日後の明暗
苗を購入してから約60日。同じように水やりやお手入れをして育てましたが、収穫期を迎えて明らかな「差」が出ました。

徒長気味のおつな姫。この中から茎のしっかりしている自立苗を3つ購入しました。

自立した「健康苗」。背丈が低く、しっかりとしています。
元気な苗(3本)の結果
茎が太く節(葉の出ている関節)がギュッと詰まった元気な苗は、夏の太陽を浴びてぐんぐん成長!サヤがプリッと膨らんだ、甘くて美味しい枝豆がたくさん収穫できました。


徒長苗(3本)の結果
元気な苗よりも1日早く購入・植え付けをしたこちらの3本。1株だけ葉っぱに虫がついていたので、テープに貼り付けて除去するお手入れからスタートしました。
成長したものの、茎が細くて頼りなかったので支柱を立ててサポート。途中まで葉の色は悪くなかったのですが、実がつき始めてから水やりを増やすと、なぜか葉が黄色っぽく変化していきました。
その後、実が少し膨らみかけたものの途中で成長がストップし、サヤの色も黄色味を帯びてくる展開に。「これはこれ以上大きくならないな」と判断し、そのまま放置して「来年用の種」として活用することにしました。
結果として、緑色の美味しい枝豆として収穫する前に、株の上で実が熟して「茶色」くなってしまいました。


実験から分かった苗選びの重要性
今回の実験で痛感したのは、枝豆は「苗を買う段階(苗選び)」で収穫量が決まるということ!分かってはいましたが、ここまで差が出るとは驚きでした。
茎が細く伸び切った苗は根の張りやスタミナが弱く、夏の暑さや実を大きくするパワーに耐えきれなくなってしまうことがよく分かりました。
2. 茶色くなった実を「来年用の種(自家採種)」へ!
緑色の美味しい枝豆としては食べられなかった徒長苗の実ですが、そのまま捨てるのはもったいない!
株の上で茶色くカラカラになるまで熟したということは、中の豆が「種(タネ)」としてのエネルギーをしっかり蓄えた証拠でもあります。そこで、この実を乾燥させて来年(来春)用の種として保存することにしました。
乾燥させた「おつな姫」の種
サヤから取り出して乾燥させた豆は、綺麗な薄緑色をしていました!
おつな姫は、「青豆(あおまめ)」と呼ばれるタイプ。そのため、乾燥させても美しい緑色が残るようです。

日が当たらない風通しの良い屋外でカチカチになるまで乾燥させました。
F1品種から種をとるとどうなる?
「おつな姫」は交配種(F1品種)です。
F1品種(エフワンひんしゅ)とは?
美味しさや育てやすさなど、お互いの「良いところ」を持った親同士を掛け合わせて作られた「究極の1代目(ハイブリッド)」のことです。
そのため、このF1品種から取った種(2代目)を来年蒔いた場合、親と全く同じ味や形になるとは限らず、少し違う性格の枝豆が育つ可能性があります。
プロの農家さんは品質を一定にするために行いませんが、家庭菜園なら「どんな枝豆が育つかな?」というワクワク感を楽しむ最高の実験になります!
3. 【来年まで失敗しない】自家採種した枝豆の保存方法
乾燥させた大切な種をカビさせず、来春まで発芽力(芽を出すパワー)を保つための保存方法です。
① しっかり追加乾燥
手で触ってカチカチになるまで、室内で数日間、風通しの良い日陰でしっかり干して完全に水分を抜きます。
② 「密閉容器+乾燥剤」で湿気対策
ジッパー付き保存袋(ジップロックなど)や小さな空き瓶に、お菓子の袋に入っている「乾燥剤(シリカゲル)」と一緒に入れます。カビの原因になる湿気は大敵です!
③ 冷蔵庫(野菜室)で冬眠させる
種は高温多湿になるとエネルギーを無駄遣いしてしまいます。冷えすぎず温度が安定している「冷蔵庫の野菜室」に入れておくことで、来春(4月〜5月頃)まで元気に冬眠させることができます。
4. 来春(4月〜5月)からの育て方・栽培ステップ
来年、保存した自家採種の種を蒔く際の基本ステップです。
- 【Step 1】種まき(4月下旬〜5月): 1つの穴に3粒ずつ蒔きます。芽が出た直後は鳥(カラスや鳩)の大好物なので、不織布や防虫ネットを被せてしっかりガードします。
- 【Step 2】間引き・2本立ち(5月中〜下旬): 本葉が揃ったら1つの場所に2本だけ残して間引きます。2本一緒に育てる(2本立ち)ことで、お互いに支え合って風に強くなります。
- 【Step 3】水やりと土寄せ: 「花が咲く時期」と「サヤが膨らむ時期」は水不足厳禁!土が乾いたらたっぷり水をあげ、風で倒れないよう根元に土を寄せて株を安定させます。
5. おわりに
虫対策にトンネル支柱を立て、網(防虫ネット)をしっかり張って完全武装で挑んだ今回の枝豆栽培。
実際に育ててみた感想ですが、枝豆は「元気な苗」さえ選べば、比較的病気にも強く育てやすい野菜だと分かりました。もう少しスペースが広ければもっと楽に管理できたかもしれませんが、虫や鳥の被害を受けることもなく無事に収穫できて本当に良かったです!
収穫したての枝豆はすぐに塩茹でして食べましたが、濃厚な豆の風味が口いっぱいに広がり、夏を存分に満喫することができました(欲を言えば、もう少しだけたくさん実がついてくれたら嬉しかったです)。
枝豆の根っこには、土を豊かにしてくれる「根粒菌(こんりゅうきん)」という良い菌が残ります。このまま少し土を休ませて、次の野菜作りに備えたいと思います。
ちなみに、お隣で栽培中のトウモロコシが今後どうなるのかも楽しみです!その様子はまたトウモロコシの更新記事でお知らせしますね。


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